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蔵元紹介

会社概要  社長あいさつ  三輪酒造の酒蔵

社長あいさつ

社長写真
株式会社三輪酒造 代表取締役社長
三輪 研二 Kenji MIWA
◆ 三輪酒造のあらまし
 弊社は、天保8年(1837年)創業以来、180年を迎えました。
 初代徳次郎が、現在の岐阜県養老郡上石津町多良松ノ木より養老町澤田の日比家に奉公後、大垣市船町において酒造業を始めました。
 その後、二代目吉平、三代目徳次郎、四代目徳三郎、五代目広吉、六代目春雄、七代目高史と続いて、八代目まで受け継がれてまいりました。
 その間、明治11年には火元となって250軒も焼けた澤田屋火事を始め、明治25年の濃尾大震災、明治29年大洪水、昭和5年の大恐慌、昭和20年大空襲と、幾多の災難を乗り越えて今日を迎えることが出来ております。
 現在では八代目研二が2013年7月より、次代に向かって酒造業に邁進しております。

◆ 白川郷を造る
近年は先代からの流れそのままに、岐阜そして日本を代表するブランドとして、純米にごり酒並びにどぶろく白川郷に特に注力し、それらを全国そして世界へ製造販売致しております。
 三輪酒造の柱である純米にごり酒白川郷は、白川村和田元村長が三輪酒造六代目三輪春雄に、どぶろく祭り用に売れるどぶろくを造ってもらえないかという依頼により、昭和51年に白川村村議会及び名古屋国税局の承認により誕生致しました。
 当時の岐阜県酒造組合技術顧問であられた、中野浩先生のご指導により、出来るだけどぶろく祭りのどぶろくに近いもので、都会の人々に喜ばれる商品を、というコンセプトにより、純米で日本酒度(甘辛の基準)もマイナス25という、通常では考えられないお酒が出来上がりました。
 発売当初から大変な人気を博し、全国各地でご愛飲いただけるにとどまらず、その兄弟でもあるうすにごり酒は、米国やカナダといった北米を始め、アジア各国、ヨーロッパ各国、そしてオーストラリアでも販売されご愛飲いただけるまでに成長しております。

◆ 三輪酒造の現在そして未来
 八代目に移ってもなお、冷凍にごり酒からチルド対応の出来たてにごり酒、本物のどぶろく発売から続く濁酒の流れそのままに、生詰を冷凍して発酵を止めた冷凍生原酒、そしてビン内二次発酵の泡にごりと展開しております。
 そしてその源は至ってシンプルで、
 「日本の古き良き歴史や文化を今なお守り続ける白川郷を、お酒で何かしらお伝えしたい」
 「白川郷という銘柄を通じて、濁酒の美味しさにとどまらずその奥深さをお伝えしたい」
という想いをもって、濁酒に特化した蔵として世界に誇るべき日本酒文化を発信していきたいと思っています。
 しかしながら、にごり酒の技術は澄酒の醸造技術があってのものですので、濁酒への想いとは一線を画し普段飲みから吟醸に至るまでの清酒造りにも、これまで以上に欲を出して取り組んでいきます。それこそが蔵の更なる成長へと繋がっていくからです。にごり酒も日本酒、清酒も日本酒。美味い酒に清濁など関係ありません。
 三輪酒造は、これからも未来に向かって濁酒を主に酒を醸し続けてまいります。
 今後とも社員一同酒造りに一生懸命励んでまいりますので、何卒ご愛顧下さいます様よろしくお願い申し上げます。

◆ 略歴
 2003年4月 株式会社三輪酒造 入社
 2003年4月 三輪酒造 専務 就任
 2013年7月 三輪酒造 代表取締役社長 就任